第1回:売り上がらないターゲッティングを求めて

第1回更新ゲストハウスブログ


はじめまして。

気仙沼ゲストハウス”架け橋”代表の田中惇敏と申します。

現在、九州大学を休学してゲストハウスの立ち上げ、初代代表を務めさせていただいております。

私や運営団体の詳細に関してはこちら(サイト内リンク)をご確認ください。


ブログ更新の第1回をさせていただくにあたり、書きたいことがいっぱいありすぎて何から書けば良いか迷いましたが、タイトルの通り「売り上がらないターゲッティングを求めて」と題してお伝えさせて頂ければと思います。

社会人の皆様から見ると宿泊するには、facebookの更新内容、サイトの雰囲気は些か不安になるのではないかということは私たちも承知しております。

また、社会一般の方にご覧いただくには見苦しいことも理解しております。

それでもなお、なぜこのような書き方をするのか。

私たちのゲストハウスがある地域、気仙沼階上は震災前、岩井崎の潮吹き岩をはじめとして綺麗な海浜が広がる観光地でした。

そのため、多くの民宿が立地し、民宿に卸す酒屋、道の駅など、「観光」がこの地区の経済を担ってきました。

しかしながら、先の東日本大震災で海沿いにあった民宿のほぼ全てが営業停止を余儀なくされてしまいました。ただ、被災に負けず再建しようと動きは震災後からあり、現在では営業再開をされている民宿もあります。

そのような皆様の大切な顧客を奪うようなゲストハウスの運営はしたくない、そういった気持ちは運営当初から今まで一貫しております。

そこで、あえて資金力のある社会人の皆様には少し敬遠され、その代わり安く滞在できる場所がないと滞在できないような学生団体や旅人の皆様をターゲットとしてサイトデザイン、FB等の更新を行っております。

実際に私たちと同じく気仙沼でシェアオフィスを運営しているco-ba kesennumaさんと比べてもFBのサイト訪問者は若者が多くなっております。



同じようにボランティアコーディネートや現地視察を主幹活動とされている団体さんも気仙沼には多いため、上記の言葉ではあまり検索に引っかからないようにしております。

私たちの目標は営利ではなく、あくまで被災地に来たいと思っている方々と地元の方を繋ぎ、ボランティアや観光客が第二の故郷と思える東北をつくり、被災者を人の触れ合いによって元気になってもらうことにあります。

ここだけの話、採算は合ったり合わなかったりです(笑)が、宿泊された方が「気仙沼を好きになったよ!」と言ってくださり、地元の方が「今日も楽しい夜だった!ありがとう!」と言って下さることが何よりも嬉しいことです。

また、私は東北の2軒の家に住んでおりますが、実はそのうち1軒がゲストハウスです。つまり、採算が合わなくても本来払うべきの家賃の足しに少しでもなっているので助かるぐらいのつもりで運営しております。

 

事業の継続性に関して、私たちがここにいる限り運営が続くこと、あと3年半はとりあえずいますが、それ以降もボランティアの滞在ニーズがある場合は地元のよく語り部をしてくださる方が引き継ぐと言ってくださっております。

 

ただ私たちは採算を合わせるための可能性はまだあると考えております。

ゲストハウスは特性上、夕方から翌朝までしか利用されません。

しかしながら、掘りごたつのある共有スペースを拡張すればコ・ワーキングカフェ、作業場として利用でき、また、布団などを置いている倉庫は商品の在庫を置くことができます。

現在、調整中ではありますが、インターネットショッピングで気仙沼の商品を売っている企業さんに昼間をオフィス兼在庫保管場所として利用いただく話も持ち上がっております。

比較的長期(1年から)で昼間は気仙沼の商品を売り、夜間はゲストハウスの運営をして下さる方も募集しております!我こそは!という方は是非ご連絡ください!

kakehashi.guesthouse@gmail.com  (担当:田中まで)

 

このような形で東北発の新しいゲストハウスのビジネスモデルを模索しつつ活動して参ります。

第2回は私たちのビジョン、将来の展望についてお伝え出来ればと思います。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

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コメント: 1
  • #1

    岩城嗣郎 (月曜日, 01 12月 2014 09:35)

    福岡からコメントをさせていただきます。いつも貴兄のFBを拝見させていただいております。同じようなコメントの繰り返しですが、貴兄のような優秀な若者がそのスキルを生かして活躍されていることに強く尊敬の念を持っています。私は72歳の高齢者ですが、まだまだ皆さんのお役に立ちたいと、そしてこの年だから出来ることもあると考えています。御地を訪ねることは、今のところ難しいですが、こんな若者がこんな土地で活躍をしていることを多くの方々に知っていただくお手助けぐらいは出来るかと思っています。あまり力にはなれませんが、遠くから関心を持って応援していますので、御身体に気をつけて活躍されることを祈っております。岩城嗣郎拝

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